守成クラブいわみざわ 人図鑑 ~人と想いがつながる会員インタビュー~
(更新)
「まずは自分を知ってもらうことから」人とのつながりを育てる、村山和隆さんの自然体な関わり方

今回の「守成クラブいわみざわ 人図鑑 世話人の想い」に登場するのは、「創作ダイニング和」代表の村山和隆さん。16歳から調理の世界で経験を重ね、現在は店を営みながら守成クラブいわみざわの世話人も務めています。2017年の入会から現在まで、村山さんはどんな距離感で会と関わってきたのでしょうか。初めて例会を訪れた日の記憶、新しい会員への思い、そして「まず自分を知ってもらうこと」の大切さを伺いました。
村山さんが守成クラブいわみざわに入会したのは、会場設立から約半年後の2017年11月。
NSメディアの中振さんから声を掛けてもらったことがきっかけでした。
当時、「創作ダイニング和」を開店して15年ほど。店を続ける中で、もう少し販路を広げていきたいと考えていた時期だったといいます。
村山さんは16歳から調理の世界に入り、長く料理人として経験を積んできました。
一方で、自身についてはこんなふうに話します。
「料理の技術を身につけてきた職人ではありますけど、有能な経営者というわけではありません」
料理をつくる技術と、店を経営していくことは同じではありません。
だからこそ、さまざまな業種の人と出会う守成クラブとのつながりは、村山さんにとって「いろいろな面でプラスになった」と振り返ります。
そんな村山さんが、初めて例会に参加した日のことです。
入口で、立ち上げ代表の辰田さんから掛けられた言葉が、今でも記憶に残っています。
「ようこそ守成クラブへ」
初めて参加する場所では、何をすればいいのか分からず、少なからず戸惑うもの。
村山さん自身、このひと言で「なんとなく気が楽になった」といいます。
何気ない声掛けだったかもしれません。
でも、その時に感じた安心感は、現在、村山さんが新しい会員へのフォローを考えるうえでも大切な経験になっています。
入会した当初は、飲食店という仕事柄、毎回のように例会へ参加できたわけではありませんでした。
それでも、会員同士の交流などで「創作ダイニング和」を利用してもらう機会があり、村山さん自身もできるだけ時間を調整して例会へ足を運ぶようにしていたそうです。
「『守成クラブは、買うことから始めよう』と聞いていましたので」
利用してもらったから、自分もできる範囲で会に参加する。
そんな関わりを続ける中で、3代目代表の小林大樹さんから世話人を頼まれました。
「自分に何かできることがあるなら、と思って引き受けました」
ちょうど新型コロナウイルスの影響が広がっていた時期。飲食店として比較的時間をつくりやすかったことも、引き受けるきっかけの一つでした。
その後も、代表が代わるたびに「引き続きよろしく」と声を掛けられ、現在まで世話人を続けています。
ただ、村山さんは「世話人だから何でもやらなければならない」とは考えていません。
「やっぱり仕事があっての守成クラブなんです」
以前、副代表を打診されたこともありました。
ありがたい話ではありましたが、役職が変われば、岩見沢会場だけでなく本部との関わりも増えていきます。
自分が責任を持ってできる範囲を考え、引き受けないという判断をしました。
「できることはやる。でも、できないことまで無理をしてやる必要はないと思っています」
守成クラブにすべてを合わせるのではなく、自分の仕事を土台にしながら、できる範囲で関わる。
長く活動を続けている村山さんだからこその、現実的で自然な距離感です。
世話人として大切にしていることを尋ねると、村山さんから返ってきたのは、肩の力が抜けた答えでした。
「自分ができることで会に協力できればいいと思っています」
世話人だから特別、一般会員だから違う、という感覚はあまりないそうです。
それぞれが、自分のできることで会に関わっていけばいい。
そして、新しく世話人になる人にも、必要以上に周囲に合わせるのではなく、自分が思うことをきちんと伝えてほしいと話します。
「いろいろなタイプの人がいていいと思うんですよね」
前に出るのが得意な人もいれば、支えることが得意な人もいる。
硬い考え方をする人もいれば、柔らかく場をつなぐ人もいる。
一つの形に全員を当てはめるのではなく、それぞれが力を発揮できる場所で動くことが大切だと考えています。
村山さんが使った言葉は、「適材適所」。
役職に人を合わせるのではなく、人に合った役割を考える。
それは、世話人だけでなく、新しく入った会員への接し方にも通じています。
例会では、自分の仕事について話したり、PRしたりする場面があります。
しかし、人前で話すことが得意な人ばかりではありません。
「『何を話したらいいのか分からない』という人は、意外と多いんです」
村山さんは、最初から全員に同じことを求める必要はないと考えています。
例えば、入会して間もないうちは、周囲が質問しながら話を引き出す。
自己紹介や家族のこと、どんな仕事をしているのかなど、本人が話しやすいところから始めてもいい。
大切なのは、限られた時間の中ですべてを伝えることではありません。
「その人がどんな人なのかを、少しずつ知ってもらうことだと思います」
これは、新入会員に伝えたいことにもつながっています。
守成クラブに入会したからといって、すぐに商談が決まるわけではありません。
「初めて会った人から、いきなり買うって普通はならないじゃないですか」
だからこそ、まずは例会に参加して、顔を合わせる。何度も会ううちに名前を覚えてもらい、仕事を知ってもらい、人柄を知ってもらう。その積み重ねから、人との距離が少しずつ近くなっていきます。
「仕事を売り込むことも必要ですけど、その前に、まず自分を知ってもらうことを大切にしてほしいですね」
すぐに結果を求めるのではなく、まず関係をつくる。
村山さんが長く参加する中で感じてきた、守成クラブを活用するための「はじめの一歩」です。
村山さんが感じる守成クラブいわみざわの魅力は、「人との距離の近さ」です。
大きな会場と比べれば人数は少ないものの、その分、一人ひとりと関係を深めやすい。
地域の中で何度も顔を合わせながら、お互いの仕事を知り、そこから商談や仕事につながっていく可能性があります。
もちろん、参加しているだけで仕事になるわけではありません。
本人がどう動き、どう関係をつくっていくかも大切です。
その中で村山さんが現在、世話人として考えているのが、例会に参加しやすい雰囲気づくりです。
毎回同じメンバーだけになると、どうしても会場はマンネリ化していきます。
とはいえ、「参加してください」と呼び掛けるだけでは、人はなかなか戻ってきません。
「久しぶりに来た人が、『なんとなく雰囲気が変わったな。次も来ようかな』って思ってもらえればいいと思うんです」
そのために必要なのは、大きな仕掛けだけではないのかもしれません。
初めての人に声を掛ける。
話すことが苦手な人を少し手助けする。
それぞれ違う個性を認める。
そして、運営する側自身も前向きに参加する。
「世話人が楽しくないと、参加する会員だって楽しくないじゃないですか」
楽しむためだけの会ではない。
それでも、「ここならまた来たい」と感じられる空気は、人が集まる場にとって大切です。
長く守成クラブと関わってきた村山さんに、「あなたにとって守成クラブとは?」と尋ねました。
答えは、とてもシンプルでした。
「今となっては、自分の商売にとって必要なツールの一つですね」
守成クラブが生活や仕事のすべてではありません。
けれど、商売を続ける中で、人と出会い、つながりを広げるための一つの場所になっている。
だから、会にとってプラスになると思うことには力を貸す。
一方で、自分ができないことまで無理に抱え込まない。
その距離感で続けてきたからこそ、村山さんは2017年から現在まで、会員として、そして世話人として守成クラブいわみざわに関わり続けています。

村山さんが代表を務める「創作ダイニング和-KAZU-」は、岩見沢市4条西7丁目にある創作料理のお店です。
昼と夜では営業スタイルが異なり、平日のランチ営業に加えて、夜は予約制の宴会コースを中心に営業しています。
夜の特徴は、決まった料理を提供するだけではなく、その時々の食材やお客様の希望に合わせて料理を組み立てていること。創作MIXコースをはじめ、海鮮を使ったコースや牛タンをメインにしたコースなどがあり、食材やメニューについても予約時に相談できます。
「こんな料理を食べたい」「この集まりに合わせた内容にしたい」といった要望にも、可能な範囲で対応しています。
店内にはカウンターのほか、掘りごたつや小上がりの席があり、少人数の食事から宴会まで利用できます。店舗裏には駐車場もあります。
村山さんの話から見えてきたのは、「無理をしないこと」と「人との関係を少しずつつくること」を大切にする姿勢でした。初参加の日に掛けてもらったひと言を今も覚えているからこそ、新しく来た人にも寄り添いたい。まず参加し、顔を合わせ、自分を知ってもらう。その積み重ねが、守成クラブでの“はじめの一歩”なのかもしれません。
| 氏名 | 村山 和隆 |
| 会社・屋号 | 創作ダイニング 和-KAZU- |
| 役職 | 代表 |
| 事業内容 | 居酒屋 |
| 守成クラブでの立場 | 世話人 |
| 入会 | 2017年11月 |
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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