守成クラブいわみざわ 人図鑑 ~人と想いがつながる会員インタビュー~
(更新)
人とのつながりを大切に、仲間が自然と集まる場所を目指して

今回の「守成クラブいわみざわ 人図鑑 世話人の想い」に登場するのは、郷野農園代表であり、守成クラブいわみざわの代表を務める郷野善徳さん。2021年の2月入会から6年目を迎えた今、守成クラブは「生活の一部、仕事の一部」になっていると話します。大切にしているのは、商売を急ぐことよりも、まず人とつながること。代表として目指す会場の姿や、新しい会員に伝えたいこと、そして人との縁から始まった新たな仕事について伺いました。
郷野さんが守成クラブと出会ったのは、コロナ禍の2020年頃。
農家関係の組織で一緒だった知人から何度か誘いを受けていましたが、当時は人が集まることへの抵抗もあり、参加を断っていたそうです。
そんな中、誘ってくれた相手から言われた言葉が心に残りました。
「こういう時だから集まるんだよ」
その言葉をきっかけに、「一度行ってみよう」と参加。その後入会し、現在は6年目を迎えています。
入会から1年半ほど経った頃には、世話人を引き受けないかという話がありました。
最初に感じたのは、「自分にできるだろうか」という不安。それでも周囲から「大丈夫」と背中を押され、世話人を引き受けることになりました。
そこから運営に携わり、現在はいわみざわ会場の代表として会場づくりに関わっています。
代表として、そして一人の会員として、郷野さんが一貫して大切にしているのが「人とのつながり」です。
それはいわみざわ会場の中だけに限りません。
郷野さんは他会場にも積極的に足を運び、さまざまな会員との交流を深めています。
自分から他の会場へ出向き、人とつながる。その交流を通じて、今度は相手にも「いわみざわ会場に行ってみたい」と思ってもらう。そんな関係を少しずつつくることを意識しているといいます。
例会を運営する中でやりがいを感じるのも、参加した人から「良かった」と言ってもらえたときや、他会場の会員、ゲストがたくさんいわみざわ会場を訪れてくれたときです。
郷野さんが考えるいわみざわ会場の魅力も、やはり「人」にあります。
堅苦しさがなく、人と人との関係が良いこと。そして「仕事、仕事」となりすぎず、おおらかで自然体の付き合いができること。そうした雰囲気を、いわみざわ会場の良さとして感じています。
代表としてこれから力を入れたいのは、会員自身が「例会に行きたい」と思える会場づくりです。
ゲストを増やすことだけを目的にするのではなく、まず今いる会員が楽しみに参加できること。
「楽しい」「また来たい」と思ってもらえる会場にしたい。
そのために郷野さんが会員に大切にしてほしいと考えているのが、月に一度の例会に参加しようという意識と、仲間を大切にする気持ちです。
さまざまな仕事、考え方、個性を持った人が集まるからこそ、お互いを大切にしながら「仲間」として活動していく。そんな会場でありたいと考えています。
一方、初めて守成クラブに参加する人にとっては、すでに関係のできている会員の輪に入ることに戸惑いを感じることもあります。郷野さん自身にも、同じ経験がありました。
そこで新しい会員に伝えたいのが、「転校生と同じ」という考え方です。
学校に転校してきた初日は、周囲は知らない人ばかり。すでに友人関係もできていて、最初は居心地の悪さを感じるかもしれません。
でも、何度か顔を合わせるうちに知り合いができ、話せる人が増え、やがて仲間になっていく。
守成クラブも、それと似ていると郷野さんは考えています。
「数か月続けて来れば、知り合いや友人も増えて、仲間になっていく」
だからこそ、最初に感じた「アウェー感」だけで参加をやめず、少し継続して足を運んでほしい。
実際に自分自身が経験したからこその、新しい会員へのメッセージです。


郷野さんが営む郷野農園では、米を主体に麦や大豆などを生産しています。
米は「ななつぼし」「ゆめぴりか」「ふっくりんこ」などを生産。さらに今年からは田植えによる移植をやめ、すべて直播に切り替えることで、省力化やコスト削減にも取り組んでいます。
そして現在、新たに進めているのが米の海外輸出です。
そのきっかけも、守成クラブで生まれた人とのつながりでした。
札幌の会場の会員を通じ、香港で多数のおにぎり店を展開する企業の日本法人代表との縁が生まれ、米を直接出荷するようになりました。
人と知り合い、その関係の先に新しい仕事が生まれる。
これは、郷野さんが守成クラブで大切にしている考え方そのものでもあります。
「まず人とのつながりがあって、その延長線上で仕事につながっていく」
守成クラブに参加する目的を、単純に「米を売る場所」とは考えていません。
人との関係を築き、その結果として仕事につながることがある。
今では守成クラブでの活動そのものが、農業や日々の仕事と切り離されたものではなくなっています。
郷野さんにとって守成クラブは、「生活の一部、仕事の一部」になっています。
郷野さんが今、いわみざわ会場の次の目標として見据えているのが、10周年という節目です。
目標に掲げるのは、「100社例会」。
ただし、周年という特別な日だけ100人規模を集めればいい、という考えではありません。
通常の例会でも80~100人程度が参加し、100社前後が集まることが特別ではない会場にしていきたいと考えています。
参加する人が増えれば、それだけ新しい人との出会いも増えます。
人と人が出会えば、その先に新しいつながりやビジネスが生まれる可能性も広がります。
だからこそ、まずは一人ひとりが「また来たい」と思える場所をつくる。
人とのつながりを大切にしてきた郷野さんが描くいわみざわ会場のこれからも、やはりその中心にあるのは「人」です。
「まず人とのつながりがあり、その先に仕事がある」。郷野さんの話を聞いていると、その考えが会場運営にも自身の農業にも共通していることが見えてきます。最初は誰もが“転校生”。それでも顔を合わせ、知り合い、仲間になっていく。その積み重ねを大切にしながら、郷野さんは「また来たい」と思えるいわみざわ会場を目指しています。
| 氏名 | 郷野 善徳 |
| 会社・屋号 | 郷野農園 |
| 役職 | 代表 |
| 事業内容 | 農業 (米・麦・大豆などの生産) |
| 守成クラブでの立場 | 守成クラブいわみざわ会場 代表 |
| 入会 | 2021年2月 |
※プロフィールは、2026.8月現在の情報です。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

【はじめの一歩】人図鑑 No1 中西美穂|「まずは自分を知ってもらうことから」踏み出した、はじめの一歩
「販路を広げたい」から始まった、人との出会いと自分自身の成長

【世話人の想い】人図鑑 No.2 長坂智幸|人と仕事がつながる会場へ
相手の仕事を知り、自分の仕事を伝える。その積み重ねが紹介や商談につながっていく

【世話人の想い】人図鑑 No.1 郷野善徳|また来たい会場へ
人とのつながりを大切に、仲間が自然と集まる場所を目指して